ミラノファッションウィークでVersaceの2025-2026年秋冬コレクションが発表されました。
Gianni Versace(ジャンニ・ヴェルサーチ)が1997年に悲劇的に亡くなったあとブランドを率いてきた妹が今回のコレクションも担当しました。
ブランドの未来が不透明で売却など様々な噂が溢れる中でDonatella Versace(ドナテラ・ヴェルサーチ)はブランドのDNAに従ってコレクションを作成しました。
広大で無骨なミラノの駅がランウェイとして選出されゴージャスなVersaceの衣装がより美しく引き立てます。
総数69のルックのなかでコレクションの最初に発表された3つは非常に独創的です。
Versace Homeの掛け布団で作成されたボリュームのある衣装はGianniの豪邸にあるカーテン、壁紙や家具のデザインを参考にしています。

コレクションの最後の3つのルックも個性的でまるで下から空気が出ているか、重力が逆になったかのような錯覚になります。
これはGianniがバレエ衣装をモチーフにしたクリノリンスカートのデザインです。
同様にバレエ衣装から発想を得たコルセットもコレクションに登場します。

前回のコレクションから登場した3Dプリントで作成された衣装のルックもいくつか見受けられました。
ラインストーンで華やかに装飾された衣装はファッションのこれからの可能性を示しています。

バックに注目するとVの文字が特徴のVirtus(ヴィルトゥス)の新作が多数登場しています。
また長い歴史を誇るKleio(クレイオ)にツイード生地で作成されモダンにデザインされています。
さらにトレンドである細長い長方形のバッグであるVersace Tag(ヴェルサーチェ・タグ)の新色ゴールドと新しいチャームが用意されています。

伝統あるイタリアのファッションブランドであるVersaceは素材の加工技術にも優れています。
その高い技術力を表しているのがコレクションの核となる二つの金と銀のメタリック素材の糸で作成されたドレスです。
クリスタルで装飾された独創的なドレスはゴージャスで魅力です。
Donatellaがブランドを引き継いで間もない1998年の秋冬コレクションを彷彿とさせたルックです。

