前回のファッションショーにおける上海の夜景とオレンジに染まった会場が印象的であったがNadege Vanhee-Cybulski(ナデージュ・ヴァネ=シビュルスキー)は今回のファッションショーの舞台を南仏のCamargue(カマルグ)地方をイメージしたようだ。
カマルグ地方といえばフランス最大級の湿地帯であり手付かずの大自然には様々な動植物が自由に暮らしており、その中でも神秘的な美しい白い馬で名高いことで有名だ。

雄々しい闘牛用の黒い牛を飼いならすためなど乗馬が日常の一部になっており広大の土地を縦横無尽に駆け回っている生活様式だ。
ファッションショーの会場にはカマルグ地方のビーチを思い描いたような貝殻が散りばめられた砂浜で埋め尽くされていた。

深く根付いた乗馬のルーツがデザインのコアとなっていて、今回のコレクションではスポーティでセクシーな要素を取り入れた独自のスタイルを描いた。
Nadege Vanheeは乗馬というと高貴で品格であると思われがちであるが、カマルグ地方で生活している人々のような自由、解放感を表現したと語っている。

レザーのハーネスやコルセットを用いたバリエーションに富んだ女性らしい色気のあるルックが登場していた。
肌を露わにしたシンプルにハーネスやコルセットのみのトップス、曲線美を強調するようなスタイリング、シルクのスカーフの上に合わせたセンシュアルなルックが魅力的であった。



下半身はスリットの入ったスカート、ミニ丈のショーツやスカートなど脚が露わになったスタイルにロングブーツを合わせて官能的な女性騎手のようであった。
エルメスが誇る熟練されたクラフトマンシップによって表面に鞍用のワックス加工が施された色合いが美しい光沢のあるコートが制作された。
レザーでけでなく職人技を駆使して装飾されたきめ細かなキルティングジャケットも一際目立つルックであった。


