透き通った青い空が広がるチュイルリー公園でDior(ディオール)2026年秋冬コレクションが発表された。
かつてフランス王宮であったチュイルリー宮殿の庭園として導入されていたが1667年に一般公開されてパリ市民の憩いの場、祝いの場として活用された。

広大な公園の八角形の水盤の上を架けるようにランウェイが設置されて水上が睡蓮の花々で装飾された。

フランスを代表する画家であるClaude Monet(クロード・モネ)をも魅了した睡蓮の葉、花をモチーフとしてアクセサリがショーを華やかにしていた。
Jonathan Anderson(ジョナサン・アンダーソン)らしい睡蓮の池に生息するカエルをモチーフとしたバッグにユーモアを感じた。



前回の2026年春夏オートクチュールコレクションに登場したようなボリュームのあるシルエットがオープニングを飾った。
柔らかな透け感のある素材を幾重にも重ねて綿あめのようなデザインに尻尾のような装飾を施したバッスルのスカートに仕上げた。
エアリーなシフォンレイヤードの雲のドレスはコンパクトにされてデニムと合わせてカジュアルなルックに変貌した。



Bar Jacket(バージャケット)は今回のコレクションでシルエットを保ちながら進化を遂げていた。
ベビーラマの柔らかな素材感が魅力の前を重ねるラップ風デザインと、ウエストからふんわり広がるギャザーペプラムが優雅なカーディガンである。


ペプラムデザインのドレスは多彩なスタイルで展開されており、披露されたバリエーションは非常に豊かでした。
ドネガルツイードの素材が用いられたジャケットはウエストの部分までくるみボタンが隙間なく密に一列に配置され、バッスルのスタイルのようなリボンが非対称に後ろ側に装飾された。


前回クチュールで披露された特徴的な大ぶりのフリルは、今季さらに展開を広げ、多様な表情を見せていた。
エメラルドとイエローのコントラストが映える鮮やかなシアリングのセットアップと、背中のリボンディテールが上品に薫るドネガルツイードジャケットである。


1949年に発表されたJunon(ジュノン)ドレスのような半円形が波打つ形状であるスカラップのデザインが施されたスカートの輪郭にはサテンリボンとクリスタルの花が刺繍された。
カジュアルなデニムにも同様なスカラップデザインのサテンリボンとクリスタルの花が刺繍されて華やかなアクセントがプラスされた。
繊細なシャンティイレースを一枚ずつ花びらの形に切り出し、丁寧に重ねて作り上げた立体的なフラワーモチーフが軽やかなシフォンのドレスに華を添えた。


