インダストリアルミュージックが鳴り響くアンダーグラウンドの雰囲気の会場は異教徒の祭典のようだった。
柱に頂点から三角錐のようにベルトが多数張られたメイポールが点在されており、頂点に藁のような装飾が施されていた。

古代ケルトの宗教を信仰する架空のスコットランドの島で繰り広げられる1973年イギリス制作のホラー映画である”The Wicker Man”(「ウィッカーマン」)から着想を得ている。
クリエイティブディレクターのSeán McGirr(ショーン・マクギアー)による今回のファッションショーのテーマはセクシュアリティ、スピリチュアリティに加えて自然の力、再生のようだ。

創業者であるAlexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)が最も色気のある部分であると語っていた背骨の下部が露出されたローライズのシルエットである”Bumster”「バムスター」を復活させた。
その中でもショーのハイライトとなったアイコン的なルックはAlex Consani (アレックス・コンサニ)の黒野レザージャケットとローライズの赤のレースパンツを合わせたルックである。


シルエットが歪んだ上品なシャツやジャケット、コルセットやナポレオンジャケットといったクラシックなアイテムからミリタリーアイテムなどが官能的なスタイルでまとめられた。



ボタニカルプリントの衣装などいくつかのスタイルは今回のショーのコアとなる自然の力強さと豊かさ、再生力を表しているようだ。
コットンとレザーによって作成されたひとつひとつ丁寧に編み込まれた色鮮やかな花を装飾した個性的なアイテムがまさに自然の美しさを称えている。


ボリュームのある色鮮やかな水彩画のドレスにはテントウムシが愛し合う姿が描かれており生命の神秘を象徴している。
ゴールドと羽ばたくようなホワイトフェザーの豪華な装飾が生命の力強さを表しているようだ。

