Easydewは韓国を拠点とするグローバルなドクターズコスメブランド
Easydewは韓国を拠点とする大熊（デウン）製薬が2006年に設立したグローバルなドクターズコスメブランドです。簡単にを意味するEasyと真皮、効果的、知恵を意味するDerma, Effective, Wisdomがブランド名の由来です。
2022年現在、美容大国である韓国で『韓国で最も愛されるブランド大賞（クリニック専用コスメ部門）』4年連続受賞（2014 – 2017年）や『韓国ファーストブランド大賞』8年連続受賞（2015 – 2022年）など華々しい実績を持っているEasydewとはどんなブランドなのかみていきましょう。
遺伝工学技術を用いた再生医療の研究
Easydewが誕生する数十年の前から大熊製薬は遺伝子工学を用いた再生医療の研究を実施していました。遺伝子工学というと聞きなれない言葉ですが、バイオテクノジーで使われる技術のことで現代医療においてその存在感は年々増しています。バイオテクノロジーを用いて生成された医薬品をバイオ医薬品と呼び、1980年代から盛んに研究されています。
大熊製薬が注目したのは人の身体に存在する成長因子とよばれるたんぱく質です。成長因子とは簡単にいうと細胞の分裂や活性化など細胞を増殖させたり、本来の役割を発揮するように伝達する存在です。この成長因子は10代後半から20代前半でピークを迎え、30代になるとその数は急激に減少してその数はピーク時に比べて半分以下になります。
皮膚は細胞とその細胞が生成しているコラーゲンやエラスチンなどで構成されていますが、成長因子の数が減少するということは弱体化した細胞が復活せず、ターンオーバーが乱れシミが増え、さらにはコラーゲンやエラスチンが生成さらず、古いものだけが分解され続けシワのある肌になります。
細胞が弱体化する原因は主に紫外線などにより外因性と加齢などによる内因性などがありますが、成長因子はどちらの原因で弱体化された細胞でも活性化することができます。
最近の臨床試験の結果、成長因子を塗布することで皮膚細胞が活性化されターンオーバーが促進されシミの改善、新しいはコラーゲンやエラスチンが生成され若々しい肌になることが報告されています。
より詳しくは以下の記事を参照してください。
成長因子のなかでも細胞に強く作用して増殖効果があるものがEGF（上皮成長因子）です。とくに上皮のケラチノサイト（角化細胞）に作用してターン―オーバ―を促進しています。
徹底した品質管理と皮膚科の専門医との臨床試験と製品開発
大熊製薬は遺伝子工学を用いて1992年にEGFの合成を目的とした研究を開始しました。その後、2001年に徹底的な品質検証と長年の研究と臨床試験の結果、糖尿病性足部潰瘍治療の新薬として世界で初めて許可されます。
糖尿病性足部潰瘍はあまり聞き覚えのない病名ですが、糖尿病により足の先が壊死する症状があります。（Google検索するときはご注意ください。）ここで重要なのが、壊死した皮膚の治療薬としてEGFが効果的なほど、人間にはもともと強い再生能力を有していることです。
美容業界、とくにスキンケア分野に焦点をあて皮膚科の専門医と研究者と共同で製品開発もしてきました。様々な臨床試験に精力的に取り組みスキンケアの分野でも効果が認められEasydewとして2006年にドクターズコスメとしてブランドが誕生します。
当初は美容クリニックの専売品のみの販売でしたが、2022年現在は一般消費者向けのラインも存在しています。現在でも皮膚科の専門医とともに臨床試験と研究をリードして新しい製品開発に注力しています。
高純度、高活性、高濃度のEGF（上皮成長因子）
大熊製薬の長年の研究の結果、他の会社に真似できないトップクラスのEGF（上皮成長因子）の生成技術を獲得しました。
一般的に遺伝子組み換えにより生成されたEGFはネピデルミン（Nepidermin）と呼ばれます。その中でも高い生成技術が評価されWHO（世界保健機関）からEasydewのEGFは独自の成分としてDW-EGFとして登録されます。
遺伝子組み換えにより生成されるということはその生成方法や技術力により生成されたEGFには大きな差があります。その評価基準としては純度、細胞活性化能力などがあがられます。
他社製品の化粧品に含まれる遺伝子組み換えで生成されたEGFは90％程度ですが、2022年の発売の最新商品では、DW-EGFの純度は99.9%まで到達しています。
さらにDW-EGFは遺伝子組み換えによる生成でありながら、人の細胞から天然に生成されるEGFと構造が100%マッチします。すなわち遺伝子組み換えによるものなのか、細胞の培養によるものなのか区別できないということです。
EGFは皮膚細胞を活性化させ皮膚にハリと弾力を蘇らせることが役割です。DW-EGFの細胞活性化の能力も人の細胞から生成されるものと差はなく、他社製品の遺伝子組み換えEGFと比べて1.5倍も高いことが明らかになっています。
大熊製薬が開発、自社生成しているDW-EGFなので、Easydewの製品に豊富にDW-EGFを含ませることができます。Easydewの製品には、化粧水、美容液からクリームまでDW-EGFが高濃度で配合されています。
DW-EGFを真皮まで浸透させる技術
いくら純度の高い独自のDW-EGFを化粧品に高濃度で配合してもそのままの状態だとあまり効果がありません。
皮膚は上皮、真皮、皮下組織の3層からなっています。さらに上皮は細胞が幾重にも重なって大きく分けて４つの層で成り立っています。
DW-EGFをそのままの状態で皮膚に塗布してもよくても上皮の一番上の角質層にしか到達できません。角質層は皮膚細胞の死骸でなりたっているので、DW-EGFの効果が全く発揮されません。
角質層より下の元気な細胞が存在する一番奥深くの基底層や、さらに真皮まで到達させるにはDW-EGFを何かで囲いバリアをする必要があります。そのバリアとなるのは人の細胞をバリアしている細胞膜の成分であるリン脂質が安全であると考えられます。
このように有効成分をリン脂質で加工技術をリポソーム（Liposome）と呼ばれます。リポソームによりリン脂質により囲われた（カプセル化）されたDW-EGFを毛穴の1/100程度の大きさです。
皮膚に塗布されたあとにリン脂質が徐々に溶け出し上皮の奥深く、さらには真皮にいる生き生きした細胞にDW-EGFを浸透させることができます。
Easydewの商品はサロン専売品と一般消費者向けのラインがある
Easydewの商品は３つのカテゴリで分類されています。
一つ目はスタンダードな無印のEasydewです。このラインは一般消費者向けのラインで赤色のパッケージが特徴です。
二つ目はEasydew EXです。もともと美容クリニック専売品でしたが、次に紹介するように新しくクリニック専売品ラインが誕生したことで、いまは一般消費者でもオンラインストアなどで購入可能なラインになっています。
最後の三つ目はEasydew RXです。美容クリニック専売品のラインで、主にクリニックでの治療の一環として用いられる商品です。レーザー治療後に効果的なポストレーザーと肌荒れ予防・敏感肌用に特化したセンシティブバリアシリーズがあります。
ベストセラー商品
個人的に使用したなかでEasydewのベストセラーである化粧水と乳液・クリームを紹介します。私はもともと肌荒れしやすい肌質ですが、こちらの化粧水とクリームを使ってからとくに肌荒れなどのトラブルもなく、以前よりニキビ跡が目立たなくなりツヤとハリが増してきた印象です。
化粧水：Easydew EX All Calming Toner (オール・カーミング・トナー)
Easydew独自のDW-EGFをたっぷりと高濃度で配合した化粧水です。DW-EGFによる細胞活性化作用でシミやシワや肌荒れの改善が期待できます。
細胞活性化作用と美白作用のあるCICA（シカ）とよばれるツボクサエキスが配合されています。ツボクサエキスは東南アジアの地域で古来より傷の治療に用いられていました。細胞の活性化作用にりシワのないハリとツヤのある肌に導きます。メラニン生成抑制の能力もあり、美白の効果があります。
さらにはナイアシンアミドというスキンケアにおいて美白、保湿や抗老化様々な効果のある有能な成分も含まれています。上皮の角質層で保湿の役割のあるセラミドの生成を促進され、逆にシミの原因であるメラニンの生成を抑制します。紫外線による細胞のダメージを妨げる作用があることも明らかになっています。
瑞々しい透明なテクスチャーでさっぱりとしたべたつかない使用感です。非常にさわやかでさらさらしていますが、もっちりとした肌に導き保湿感も満足できると思います。
乳液・クリーム：Easydew EX Cleam Moist Plus (クリームモイストプラス)
化粧水と同様に核となる成分としてDW-EGFやナイアシンアミドが配合されています。
そのほかに注目すべき成分としてはパンテノールです。パンテノールは皮膚に塗布されたあと酸化されパントテン酸（ビタミンB5）に変化します。パンテン酸は血液から巡られたきた栄養素をエネルギーとして細胞が消費することを促進することで、皮膚細胞活性化作用が期待できます。
さらに植物由来の天然成分も豊富に含まていてトラブルフリーなお肌へと導きます。3種類の植物オイル（ヤシ油、メドウフォーム油、ホホバ種子油）と7種類の植物エキス（クロレラエキス、ヒノキ葉エキス、ハナハッカ葉エキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、カシア樹皮エキス、乳酸桿菌／ダイズ発酵エキス、スベリヒユエキス、オウゴン根エキス）がお肌を整えてくれます。
しっかりとしたクリームのテクスチャーですが、伸びがよくさっぱりとしたべたつかない使用感です。塗布したあとにすぐに肌に浸透します。もちろん保湿力も問題ありません。
楽天やQoo10のオンラインストアか、ロフトなどの雑貨店で購入可能
Easydewは日本において独立型の店舗や公式のオンラインストアなどは2022年現在もっておらず、楽天やQoo10のオンラインストアでの購入か、ロフトなどの雑貨店での購入が可能です。美容クリニック専売品ラインのEasydew RXは取り扱いのあるクリニックでののみ利用可能です。
詳しくは公式サイトのショップリストをご覧ください。
個人的にはQoo10のEasydew公式ストアでの購入をおすすめします。様々なセールでお得にEasydewの商品を、日本発送なので安全に購入することができます。
韓国製造のグローバルで販売されている商品であるので、偽物も多数報告されています。各商品には専用のQRコードが貼り付けられ、読み取ることで本物がどうか確認できるなどの対策がされていますが、安さにつられて信頼のおけないオンラインストアなどで購入するといったギャンブル的な判断はとても危険です。少なくともEasydew公式サイトのショップリストに記載のストアでは安心して取引することができるでしょう。
