上海で駆け巡るHermès(エルメス)2025年秋冬ファッションショー第二章

Hermès(エルメス)のアーティスティック・ディレクターであるNadege Vanhee-Cybulski(ナデージュ・ヴァネ=シビュルスキー)は最新のファッションショーの舞台を上海に選んだ。

2025年3月初旬にフランスのパリファッションウェークで発表された2025年年秋冬ファッションショーに続編である第二章が幕を開けた。

西洋風の建ち並ぶ上海の外灘の川沿いの会場はブランドのイメージカラーのオレンジで統一されて上品な雰囲気である。

川がある方向を背景に横長にランウェイが配置され、モデルがウォーキングをするのに合わせるように扉が回転されて川越しに上海の美しい大都会の夜景が背景へと変化した。

世界でも有数の革新的な大都会で多様で芯のある意思の強い女性像を描いた。

第一章に続いて機能的、乗馬な要素が引き継がれ、今回のコレクションでは色彩がより豊かにレイヤードがより複雑に遊び心で溢れていた。

上質な素材のカシミヤニット、シルクのブラウス、レザーのジャケットが重層的に絡み合い、捲られた袖、ミニ丈のショートパンツと膝上までのタイツから覗かせる可憐な素肌との調和に魅了される。

Hermèsの核となる馬術の要素が多様に詰まっており、鞍をイメージした大きな折り返した襟、鞍の下に敷くラグのようなキルティング加工の衣装、乗馬帽のような黒いレザーキャップ、馬用のブランケットをイメージしたプルオーバーポンチョが登場した。

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