Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)がIntrecciato(イントレチャート)の50周年をハンドジェスチャーで祝福

レザー製品は熟練した職人の技術により支えられ現代のラグジュアリーブランドにおいてもハンドメイドの作品が重視されている。

イタリアのBottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)もその一つでありラグジュアリーファッションブランドでもあるが伝統的なレザー製品の職人技を大切にしている。

ブランドが設立した1966年から9年後にレザーの細片を手作業で斜めに編み込んだIntrecciato(イントレチャート:イタリア語で編み込んだ、絡み合ったの意味)技法が誕生した。

50年の年月が経過した現在でもブランドを象徴する技術であり様々な作品がイントレチャート技法により制作されている。

近年では2018年から2021年までクリエイティブディレクターを務めたDaniel Lee(ダニエル・リー)がデザインした幅の広いイントレチャートの四角い形状のThe Cassette(ザ・カセット)が記憶に新しい。

昨年12月からクリエイティブディレクターに就任したイギリスのデザイナーLouise Trotter(ルイーズ・トロッター)はイントレチャート技法の生誕50周年を祝福するキャンペーンを展開した。

キャンペーンのタイトルはシンプルに”Craft is our Language”(「クラフトは私たちの言語」)と題され写真家のJack Davison(ジャック・デイヴィソン)が撮影をした白黒の写真と短編の動画が公開された。

熟練した職人による繰り出される魔法のような手の動きがハンドメイドで作成されるイントレチャートの作品が生み出されることに注目されたキャンペーンである。

イタリアのミラノで活躍したBruno Munari(ブルーノ・ムナーリ)が出版した古典的なハンドブック”Supplemento al Dizionario Italiano”(「イタリア語辞典の補足」)」にインスピレーションを得ている。

ギリシャのダンサーであるLenio Kaklea(ニオ・カクレア)主導のもと各分野で活躍する著名人がハンドジェスチャーと一緒に自分自身を表現するかのようなポーズを披露した。

複数の手が絡まるように撮られたものは制作者とユーザー、職人とアーティストを暗示しており手と心の対話を演出している。

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