シルエットと彩度の高いカラーで魅せるSaint Laurent(サンローラン)のクリエイティビティ

2025年秋冬パリ・ファッションウィークのラストをSaint Laurentのショーが飾りました。

まるで異世界の惑星の表面に囲まれてような宇宙的で神秘的な空間で多数のセレブリティが招待されていました。

ファッション業界においてクリエイティブディレクターの入れ替わりのニュースが賑わう中でベルギー出身のデザイナーであるAnthony Vaccarello(アンソニー・ヴァカレロ)はその独創的なクリエイティビティで世界的なファッションブランドのクリエイティブディレクターの地位にふさわしいことを証明しました。

現在のラグジュアリーブランドには欠かせないバッグを含めてできる限りアクセサリーをなくしたルックでシルエットと色合いだけでクリエイティビティを追求されていることを感じます。

多くの色が登場カラフルなルックで大胆なデザインですが、主要なシルエットが3つほどでどれも構造的にミニマルで統一感が演出されています。

彩度の高いカラーのほかにもウォッシュ加工されたサテンやテクニカルなジャージ素材を用いるなど新たな取り組みも実施した。

多少のバリエーションの違いがありますが、メインのルックとなったのは鮮明な彩度の高いカラーを用いた逆三角形のシルエットのルックです。

レザーの細身のパンツやグローブをアクセントとしたルックに惹かれました。

ギピュールレース素材の衣装やバックに大きなリボンの装飾が目を引くデザインのルックなども注目です。

ショーのハイライトとなるのはララストを飾った黒やネイビーと落ち着いた色でまとめられたボリュームのあるスカートのルックです。

これまでのヴィヴィッドなルックとは対称的なカラーによってこのショーを締めるに適するデザインとなっています。

ブラウンのレザーコートやレースのキャミソールが横に長いユニークなボリュームのあるスカートとマッチして魅力的なデザインです。