Valentinoの2025-2026年秋冬コレクションが衝撃的な会場で実施されました。
Micheleの2回目となるValentinoでの既製服(プレタポルタ)のファッションショーは「親密さ」をテーマにしています。
外側から見える表面的なものでなく「親密さ」を得たものがたどりつけるより内面的な隠されたものに触れることができます。
そういう前提として公衆トイレは閉鎖的で隠された空間ではあれが密閉されているわけではなく一部空間が露わになっている二つの世界が曖昧に繋がっています。
空間を装飾するのはDavid Lynch(デイヴィッド・リンチ)の映画に出てくるような赤一色で光で照らされ陰影が強調された空間です。

照明が落とされ暗い会場には公衆トレイによくあるような下が隠されていない個室から見える素足だけに光が当たり強調されています。
秘められた内側の一部分だけが露わになっていますが扉があるので全体をみることができません。
Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)の陰のある音楽が心地よく響いています。

すると一瞬で照明がついて個室からばっちりと衣装を纏ったモデルがキャットウォークを印象的なテクノミュージックに合わせて開始します。
ショーの最後には再度照明が落とされてモデルが個室に帰っていく演出でした。

Micheleのコレクションはどのルックを見ても細部にまでこだわりがありクリエイティビティに対する稀にみる追求心を感じます。
非常にユニークで言葉では表すことのできないデザインで溢れています。


個人的にはカラフルなボディスーツを薄いレース生地のドレスで合わせたルックに惹かれました。
そのアクセントとして定番のバッグやサングラスやネックレスが非常にマッチしています。


そのほかにもファーやフリルを装飾として用いたルックが目立ちます。
上品なルックにも躊躇なく淡い色や原色に近い遊びごごろのある色を用いた独創的なデザインが魅力的です。

