Valentino(ヴァレンティノ)がAlessandro Michele(アレッサンドロミケーレ)主導のHaute Couture(オートクチュール)を開催

今後のヴァレンティノの可能性を示す注目のコレクション

GUCCHI(グッチ)で一時代を築いたアレッサンドロミケーレが次の表現の場としてヴァレンティノのクリエイティブディレクターに就任しました。

そんなニュースまだ記憶の新しい部分にあると思っているうちに既に彼のデザインがブランドに反映されはじめています。

2025年オートクチュールコレクションでヴァレンティノの最新コレクションがパリで発表されました。

ミケーレ主導で初めてのオートクチュールコレクションであるので注目度が高いイベントです。

相互に連想された48のドレス

色、形、細部にまでこだわりが詰まった48の個性的なドレスが発表されました。

会場は黒一色で暗い雰囲気でスポットライトがドレスを着たモデルを照らしていました。

通常のファッションショーとは異なり演劇のステージをモデルが右から左へと歩いていくスタイルでした。

モデルがステージの中央にたどり着くと観客側に振り返りドレスの番号が後ろのディスプレイから映し出されました。

ディスプレイにはまるでニコニコ動画のコメントのように絶え間なく赤い目立つ文字でドレスを表す単語がモデルのウォークに合わせて流れています。

単語の内容までは詳しく理解することができないので演出的な側面が強いと感じました。

VERTIGINEUXというタイトルで発表されたコレクションはUmberto Eco(ウンベルト・エーコ)著の「芸術の蒐集」という哲学書に発想を得ています。

「リスト」という概念が解説された本書ですが非常に難解の内容だと本書のレビューを見て感じました。

ミケーレはドラスの素材や色彩などドラスを表すリストを作成してそれぞれのドラスがいくつかの観点で相互に連結されていると感じています。

リストはヴァレンティノのインスタグラムで確認できるほか、ショーのディスプレイに映されている赤い文字こそがその内容です。

古典的で上品なドレスをベースとしながらミケーレ独特の世界観が十分に発揮されています。