フランスのパリを拠点とする先進的なファッションブランド
インスタグラムやTwitterなどを眺めていると、三日月の模様のぴちっとした洋服が目に入ることがあります。
まだにそれこそMarine Serreというブランドのアイテムであり、インフルエンサーにも人気のあるブランドです。
別名が「第二の肌」である三日月模様のボディスーツ
個人的につながりのある素材をファッションへと変貌
ファッション業界におけるサステナビリティ(持続可能性)がこれまでに以上に注目されています。
Marine Serreの特徴のひとつにサステナビリティ(持続可能性)への積極的な取り組みがあります。
幼少期から中高生時代を自然のなかで過ごして、都会に住み始めてからも長期の休みは田舎でゆっくりするなど創業者のMarine Serreは自然を愛しています。
The Vogue Business 100 Innovatorsに選出されたMarine Serre
サステナビリティをとくに意識してファッション制作をしていたわけではなく、はじめから彼女のプロセスがそれに準拠していたということです。
Marine Serreにおけるデザインと制作とは、彼女が個人的に出会った素材をファッションへと変貌することでした。
彼女の祖父がリサイクルショップを経営していたことや、古着屋が好みで通い詰めていたことなど、あるものが再利用されるということが当たり前の環境で生活していました。
彼女にとって日常のすべてのアイテムがファッションの素材となりえます。
タオル、カーテン、防水シートなどの日常的なファブリックから既に使用されなくなった古い洋服を用いて新しい洋服を作成します。
このように既に古くなったものから新しいものを作成することを一般的にはアップサイクルと呼んでいます。
主に廃棄予定であった1950~70年代の古い洋服を素材が再度新しいMarine Serreの作品として生まれ変わっています。
アップサイクルされたクロシェニット素材
Marine Serreのデザインの世界
Marine Serreの魅力はサステナビリティだけではありません。
ブランドが有名になった経緯はデザインが並外れたもので、ブランドがエコに特化していることで注目を集めたわけではありません。
実際にブランド設立当社は経済的にも新しい生地を購入するよりは、身の回りにあるファブリックを再利用してコレクションを作成していました。
Marine Serreが世界へと羽ばたいたきっかけとなったコレクションは2017年の秋冬コレクションである「RADICAL CALL FOR LOVE」です。
19世紀のヨーロッパのクラシカルなデザインとスポーツウェアをかけ合わせたコレクションはユニークでLVMHプライズのグランプリを受賞するほどファッション関係者から高評価でした。
RADICAL CALL FOR LOVE
その後も三日月をトレードマークとしてクラシカルで上品でありながら、ロックでパンクのような反抗的なデザインで世界中のファンを獲得しています。
コレクションでは毎シーズン様々なテーマ性を持ってショーを開催しています。
今後アップサイクルで使用予定の高さ8mの3つの古着のタワーが2023年秋冬コレクション「RISING SHELTER」のショーで注目を集めた