クラフトマンシップに基づいたあなただけの香水 Le Labo

Le Laboとはニューヨークを拠点とするフレグランスブランド

Le Laboはフランス語で研究室を意味します。その名の通り、店舗にラボ(研究室)がありお客さまと向かい合い最後の調香とラベリングをするのが特徴です。

開発者の幾度にも及ぶ試行錯誤の結果生み出された魔法がかかった香水を店舗の調香師がお客さまに向けて丁寧に調整とボトル詰めされた一本はパーソナライズされたアート作品です。その一本にはたくさんの感情が込められており、これまで世界中の人々を魅了してきました。

グローバルな市場でカルト的なファンを持つフレグランスブランドのその歴史を振り返ってしましよう。

クラフトマンシップに基づいた香水を目指して

「愚痴ばかり言っていない未来を描こう」と二人で考えたのが、Le Laboです。

Le Laboは2006年にニューヨークを拠点としてJefferson Hack (ジェファーソン・ハック)とFabrice Penot (ファブリス・ペノー)の二人により創設されました。彼らはフランスの世界最大規模の化粧品会社であるロレアルのアルマーニの香水部門で出会いました。

創造性よりもより売り上げを伸ばして収益性を上げたいなど、商業性を重視する大企業の香水開発の現場で彼らのやりたいことができず次第に愚痴をこぼすようになりました。そこで彼らが職人気質なやり方で香水開発を目指してLe Laboが立ち上がりました。

Le Labo設立当初、 ニューヨークの店舗ではBERGAMOTE 22、ROSE 31など10種類の香りを揃えていました。ROSE 31のベストセラーや、その後、2011年に誕生したSANTAL 33の爆発的なヒットにより、Le Laboは世界中に熱狂的なファンを獲得することになります。

Le Laboの美学を失わずビジネスの拡大

私たちはエスティ ローダーと自主性を保ち、成長はしているものの、彼らのポートフォリオの中では最も小さなブランドの1つであることに変わりはありません。

Le Laboのように小さな集団が急成長して世界中でビジネスを展開するためにはどうしても外部からの支援を受け入れることが必要です。実際、2014年にエスティローダーにより買収され傘下に入ります。

この大手による買収はLe Laboの香水の美学に反してると感じるかもしれません。しかしコラボレーションの実態は、ビジネスにおけるバックエンドを支援するのみで、香水開発の現場の決定権はすべてコラボ前と同じでLe Labo側にあります。

世界中の熱心なファンを失望させることなく、ビジネスを拡大した戦略は非常にバランスが取れていて、Le Laboの成功の秘訣のひとつでもあります。

Le Laboの香水の美学

世界に一本のオリジナルの香水

私たちはただ、注文を受けてから1本1本作るだけでした。香水を気に入って来店した人のことを知り、その人と10分から15分かけて香水を調合し、ラベルを印刷し、目を見て「ありがとう」と言いいます。

Le Laboではお客様ひとりひとりに真摯に向き合いその人にあった香水をその場で調合してラベルを印刷することで、世界に一本しかないオリジナルの香水を提供しています。

店舗での調合サービスはフレッシュブレンディングと呼ばれていて、独立型の直営店限定のサービスでガラス張りの調合室で自分の香水が調合されている様子を見ることができます。Le Laboの香水は使い終わっても再度店舗にもっていくことで、お得な値段で詰め替えできるレフィルと呼ばれるサービスも実施しています。

店舗での調合が終わったあとは、パーソナライゼーションと呼ばれるラベルに好きなメッセージをいれてボトルに貼り付けて香水の完成です。パーソナライゼーションは直営店だけでなくオンラインストアでも利用できるサービスです。

お客さまが最高のアンバサダー

芸術性と原料の品質に妥協することなく、素晴らしい香水を作ることです。そして、お客さまが私たちの最高のアンバサダーになってくれます。このことは、すべての問題に対して高いハードルを設定するブランドにも表れています。何かを信じ、何かを支持しているのです。

大企業などの化粧品販売では、知名度がある誰もが知っているようなセレブリティを起用して大体的なキャンペーンが行われています。Le Laboそのような美容業界におけるマーケティングの常識に反抗しました。

Le Laboにおける香水開発に対する特徴的な姿勢のひとつに広告やマーケティングを行わずに高品質な原料の調達と、香りの調香といったクリエイティブなプロセスに集中する職人気質なところです。

Le Laboの香水は原料にフォーカスする場合や長い間日照りが続いた後の最初の雨に伴う独特の香りといったようにある特定の状況をイメーズして調香されたものがあります。年単位の長い月日を伴いたくさんの試作品を創作しながら、イメージにぴったり合うまで試行錯誤を繰り返しながら一本の香水が出来上がります。そのボトルにはたくさんの感情が詰まっており、お客さまにとってもその香りによって感じる感情によって特別な一本になるでしょう。

Le Laboの香水のネーミングルール

目を閉じて香水を嗅ぐ前に、精神的に影響を与えるような詩的なバイアスを避けるために、できるだけ配合に近い名前をつけたのです。

Le Laboの香水のネーミングルールは、原料の比重が一番多いものと主成分の数が香水の名前になっています。香りを受け取る人に変な先入観を抱かせないなために、香りのイメージを正確に伝えるのではなく、あくまで機械的なシンプルの名前になっています。実際、主成分からイメージできる香りとは違った印象を受けることがあります。

例えばTONKA 25は25種類の主成分のうち、トンカ豆の香料が一番多く含まれています。実際はシダー・アトラスに焦点を当てた香水を開発していましたが、シダー・アトラスのダーティな香りを和らげるためのトンカ豆の割合が多くなってしまいました。

持続可能で「グリーン」な香水

ル ラボは、私たちがどのような人間であるか、どのように日々を過ごしているかということの延長線上にあるものです。

Le Laboの創設者の二人であるジェファーソン・ハックとファブリス・ペノーの二人はヴィーガンであり、その思想や生活スタイルはLe Laboの香水に受け継がれています。Le Laboのすべての原料は動物由来のものはなく、動物実験も行われていません。

この世界情勢で今後、何十年後もビジネスを継続できるように、Le Laboの香水の調香のプロセスは持続可能性を重視して環境への影響が配慮されています。

Le Laboのコレクションアイテム

Le Laboで取り扱っているコレクションアイテムについて特筆すべきものを紹介します。気になるものがあれば直接店舗で確認するか、1.5 mlのサンプルがディスカバリーサイズでオンラインストアで販売されているのでそちらをまずは購入して試してみるといいでしょう。

ピュアでミニマル、最も現代的な香水であるANOTHER 13

雑誌は現代の文化に言及するものですが、香りはノスタルジーや記憶に作用し、しばしば私たちを遠い過去に連れて行きます。ANOTHER 13は、現代的な香りの中に、現代的な記憶を取り込んでいますね。私にとっては、今を懐かしむ、現在の記憶のように感じられます。

ロンドンを拠点とするDazed Media社が年2回発行するAnOther誌とのコラボレーションした都会的でシャープな香水がANOTHER 13です。AnOther誌の代表としてDazed Media社の創設者のJefferson Hack (ジェファーソン・ハック)とLe Laboの創設者のファブリス・ペノーがアイディアを共有してAnother 13が誕生しました。

白紙のような、直接的で純粋で白いもの、そしてシンプルさというアイデアと現代的な記憶を呼び起こすというアイデアから素材が厳選され処方されました。ANOTHER 13の処方の90%を占めるのがアンブロキサン、ホワイトムスクです。このように少ない素材から処方されるANOTHER 13はシンプルでピュア、さらにはかつて50-80種類もの成分が含んでいた複雑な香水が主流だったころのものと比べて非常に現代的でミニマルな香水です。

カルト的な人気を誇るSANTAL 33

SANTAL 33はとても大切なものです。この香水は、私がブランドのために作った最初の作品で、最初はキャンドルとして作りました。また、私が創作活動をしていないときに身につけるものでもあります。(創作活動をしているときは、試作品を身にまとって感じることに専念しています。) SANTAL 33は、私たちに一定の評価をもたらしたものです。私たちには誇れる香りのファミリーがありますが、時にSANTAL 33の影に隠れてしまうこともあります。

Le LaboといえばSANTAL 33であると思う人が世界中にたくさんいるほど、カルト的な人気を誇るレーザーのようなスモーキーな香水です。Le Labo設立後、ファブリス・ペノーが初めて世に送り出した香りであるSANTAL 26というキャンドルが全世界で思いがけない大ヒットを記録します。キャンドルからどのように通常の香水として身に着ける方法を模索する人々があらわれるほどの人気でした。そして全世界のLe Laboファンが待望していた通常の香水として再度調合されたSANTAL 33が2011年に完成しました。

昔のマールボロの広告で描かれた青い夕空の下、大平原で火を前にする男と馬。これは、荒野と個人の自由を暗示するアメリカ西部の精神を決定的にするイメージです。サンタルの香りは、この偉大な神話への嗅覚的なオマージュとして、このファンタジーから生まれました。

中性的なローズの香りROSE 31

ROSE 31は、非常にアンドロジナス(両性具有)なローズで、繊細でありながら遍在し、非常に長持ちし、男性にも女性にも受け入れられるものです。

Le Labo設立後、10種類の香りのコレクションが発表されました。そのなかでROSE 31が当時の売上の60パーセントを占め、今日に至るまでベストセラーのひとつです。ROSE 31の大ヒットのおかけでブランドを発展され、全世界に新店舗をオープンでき、Le Laboのビズネスを確立するうえで重要な役割を果たした香水です。

フランスのグレース地方で栽培されているセンティフォリアローズの香りを男女問わずまとえるように甘さを控えて調香した他の香水にはないLe Laboらしい力強い作品です。

都市限定のCity Exclusiveコレクション

Le Laboは、世界的なブランドが1種類の香水を作ることに対する解毒剤として作られたものです。私たちはそれに飽き飽きしていて、ニューヨークからしか持って帰れない、他では手に入らないような小さなものを作りたかったんです。

Le Laboを語る上で欠かすことのできないコレクションにCity Exclusiveがあります。その名の通り、都市をイメージしたその都市にあるストア限定の香水が存在します。例えば、VANILLE 44はパリをイメージした香りで、パリにあるLe Laboのストアでしか入手することができません。

日本だとGAIAC 10というスモーキーなウッドの香りの香水が東京にある店舗限定で販売されています。

2022年7月現在15種類あるCity Exclusiveコレクションですが、毎年9月の一ヶ月限定で全種類の香水が日本にいながら入手できるキャンペーンが実施されます。オンラインストアや直売店で販売されるので、気になる人はこの機会を見逃さないようにしましょう。

香水以外のアイテム

香水以外にもLe Laboで注目のアイテムはたくさんあります。キャンドル、ボディローションやシャワージェルといった様々なアイテムを取り扱っています。

キャンドルは香水の香りとは別のコレクションとして存在するので、お気に入りの香りを探す楽しみがあると思います。恋人との夜の時間、自分だけのリラックスの時間、友だちとのパーティの時間など、是非特別な時間をLe Laboの香りで楽しんでみてください。

ボディローションやシャワージェルは、香水のコレクションの香りのものがあるのでお気に入りの香りで揃えるのも、別の香りを楽しむのもいいかもしれません。

最後に個人的におすすめなものは、リキッド バームというタイプの香水があります。ノンアルコール処方で香りがきつくなく、どこにでも持ち運びやすく、好きなときに手首や耳の後ろなどにつけることでふんわりと香りをまとうことができます。

Le Laboのアイテム入手方法

Le Labaの商品は、直営店または、オンラインストアから購入することができます。香水という商品の性質上、店舗で香りを試しながらが一般的ですが、Le Laboでは香水の調合を実際に目の前で体験するというサービスもあるので、お近くのかたは是非店舗に足を運んでみてください。

日本にある店舗

Le Laboの直売店はオフィシャルサイトのストアで最新の情報を確認するのがいいでしょう。

2022年現在、日本国内には7店舗(独立型のストア東京(青山と代官山)、京都の3店舗、デパートが東京2店舗、大阪2店舗です。)

店舗での調合サービスのフレッシュブレンディングと詰め替えサービスのレフィルは独立型ストアの青山、代官山、京都の3店舗限定のサービスです。また東京限定の香水のGIAC 10は東京にある店舗限定の販売なのでオンラインストアや関西のストアでは販売されていません。

オンラインストア

オンラインストアで購入する場合、初めてのかたはディスカバリーサイズのサンプルを購入してお気に入りの香りを見つけるのがいいでしょう。

キャンドルやボディローションなど様々な商品もあるのでLe Laboファンの人は香水以外のアイテムもおすすめです。

好きなメッセージを入れるラベリングサービスのパーソナライゼーションはオンラインストアで購入する商品にも対応しているので、自分だけのLe Laboの商品をゲットすることができます。